今では、7月のはじめ頃に竹に願い事を書いた短冊を作る。短冊を軒下に飾るのは6日の夜で、7日は七夕飾りを海や川へ流して神様に持ち去ってもらう。第二節風俗習慣お盆お盆とは、旧暦の7月15日を中心とする祖先や死者の霊を家に迎えて供養する行事である。第二節風俗習慣第二節風俗習慣重陽の節句9月9日は「重陽の節句」である。その起源は、ほかの節句と同じように古来中国に遡ることができる。第二節風俗習慣お月見月見は、日本では特に旧暦8月15日と旧暦9月13日に月を鑑賞することを指す場合がある。前者の夜または月の状態を「十五夜」、後者のを「十三夜」と呼ぶ。第二節風俗習慣冬至冬至は12月22日頃である。冬至の日には、次の年の天候の占いが行われていた。この日が暖かければ次の年は豊作だという。そして、雷があれば、翌年は雨が多い。南風が吹けば、干魃になるとされた。第二節風俗習慣通過儀礼日本では、人生が一生のうちに経験する誕生?成年?結婚?死亡など、年齢的に重要な説目にあたって行われる儀礼は通過儀礼と言われている。第二節風俗習慣子供の成長を祝う儀礼日本では妊婦が妊娠してから赤ちゃんの初誕生まで、妊婦や赤ちゃんの無事出産や健やかな成長を祈るために、さまざまな儀礼を行う。第二節風俗習慣◆出産祝い子供の誕生後、家族の人は産飯を炊いて、産神に供える。これは産婦や新生児を悪霊から守るための呪術的な儀礼である。第二節風俗習慣◆お七夜お七夜は、赤ちゃんが生まれた日から7日目の夜に赤ちゃんの健やかな成長を願って行うお祝いである。第二節風俗習慣◆初誕生祝い毎年誕生日を祝うという習慣は明治以降に欧米から伝わったものである。第二節風俗習慣◆七五三七五三は、3歳と5歳の男の子、3歳と7歳の女の子を11月15日に近くの神社に詣でさせ、成長と幸福を祈る風習で、関東を中心として行われた行事であるが、今では全国的に広まっている。第二節風俗習慣◆成人式昔、男子は、11歳から16歳(時代や地域によってその年齢は違っていた)になると、元服といって、髪型や衣服を改め、頭に冠をかぶって成人となる儀式を行った。冠婚葬祭の「冠」はこの元服のことで、人生の上で、たいへん重要な儀式であるといえる。第二節風俗習慣結婚日本では、宗教にかかわりなく、神前式、仏前式、教会式などの結婚式が自由に選択されている。第二節風俗習慣◆神前結婚式今日、一般の結婚式場やホテルでもっとも広く行われているのが神前結婚式である。第二節風俗習慣◆仏前結婚式仏前結婚式は結婚式場として設備のある寺院の仏壇の前で行うが、地方などでは自宅結婚式を仏前結婚式として、僧侶を呼んで自宅の仏前で行うこともある。第二節風俗習慣◆教会結婚式教会結婚式は、原則として、旧教(カトリック)新教(ロテスタント)問わず、新郎?新婦の双方か一方がキリスト教の信者でなければ受け付けられない。第二節風俗習慣結婚式の後の、新郎?新婦の文字どおりお披露目の宴が披露宴である。今では、大体洋風の披露宴、和風の披露宴とパーティー形式の披露宴に分けられている。第二節風俗習慣葬儀日本では、一般的な葬儀の方法は、臨終の後、納棺し、通夜を行う。その後葬儀?告別式、法要などを行うのである。第二節風俗習慣通夜通夜とは、死者を葬る前に、遺族や親しかった人が集まって、故人を偲び、最後の別れをする儀式である。第二節風俗習慣葬儀と告別会現在では、葬儀と告別会を同時に続けて行うので、両者が混同されている。葬儀では僧侶が中心となり、お経を読み、焼香して、故人が成仏してあの世にいけるように祈る。第二節風俗習慣法要法要とは、死者の冥福を祈り、霊を慰めるために行うもので、法事ともいう。最初の法要は死亡した日を入れて7日目の初七日に行う。それからその7日後の二七日、次の三七日、…最後はお葬式から49日目にあたる七七日に、それぞれ法要を行う。第二節風俗習慣第二節風俗習慣学習の目標国民の祝日年中行事通過儀礼国民の祝日◆元旦(1月1日)年のはじめを祝う。◆成人の日(1月の第2月曜日)大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます。第二節風俗習慣◆建国記念の日(2月11日)建国をしのび、国を愛する心を養う。◆春分の日(3月31日頃?春分日)自然をたたえ、生物をいつくしむ。◆昭和の日(4月29日)激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いを致す。第二節風俗習慣◆憲法記念日(5月3日)日