目次1戦後復興期の経済導入高度経済成長期石油危機とバブル経済２１世紀以降バブル経済
導入２東京タワー建設中三種の神器新三種の神器目次へ☆日本経済をどのくらい知っていますか。☆「三種の神器」という言葉を聞いたことがありますか。☆「バブル経済」を知っていますか。何年から始まりましたか。☆日本をどうして経済大国と呼ばれていますか。
３目次へ戦後復興期の経済（1945－1954年）孫悦：なんか不思議な感じですね。村上：どうしてですか？孫悦：第二次世界大戦が終わった時、東京は焼(や)け野原(のはら)と聞きました。村上：そうですね。東京中ほとんど建物がなかったと聞きました。いまではたくさんありますね。孫悦：建物だけでなく、多分、工場もなくなったんですよね。村上：はい。戦争によって多くの工場を失い、輸入も少く、生産量は低下していました。孫悦：そんな状態だったのに今では、経済大国(けいざいたいこく)になっているんですよね。やはり不思議(ふしぎ)です。戦後復興期の経済
３目次へ1945年、日本の敗戦により第二次世界大戦は終結(しゅうけつ)しました。日本が受けた被害は大きく、戦死者は約200万人、国富(こくふ)の4分の1が空襲(くうしゅう)などで消失し、経済の基礎となる鉱工業生産は戦前の10分の１となり日本経済は大混乱に陥(おちい)りました。1945年東京?銀座1955年東京?銀座戦後戦後復興期の経済
３目次へ戦前経済の反省と脱却(だっきゃく)のため、根本的(こんぽんてき)な構造改革(こうぞうかいかく)が行われました。（１）農地改革(のうちかいかく)（２）財閥解体(ざいばつかいたい)（３）労働組合の育成戦後戦後復興期の経済
３目次へ一般的に日本経済の回復の原動力(げんどうりょく)は朝鮮戦争（1950年6月-1953年7月休戦）をきっかけに戦後の不景気から脱出(だっしゅつ)することができました。朝鮮特需(ちょうせんとくじゅ)と呼ばれ、米軍(べいぐん)は日本復興(ふっこう)も兼ね、戦時物資(せんじぶっし)やサービスの多くを日本から購入することにより日本経済は息(いき)を吹き返していきます。復興への足掛かり戦後復興期の経済
３その結果、鉱工業生産は急上昇(きゅうじょうしょう)に転(てん)じ、1950年の10月には総合指数(そうごうしすう)で図(はか)った水準で戦前のそれを上回(うわまわ)りました。復興への足掛かり戦後復興期の経済目次へ
戦後復興期の経済３これ以降、日本経済は世界史でも稀(まれ)な高い経済成長を遂げていくことになり、戦後の混乱期(こんらんき)からの復興をほぼ果(は)たし、1955年からの本格的(ほんかくてき)な高度経済成長過程となります。そして、1956年の経済白書(けいざいはくしょ)では、「もはや戦後ではない」と宣言(せんげん)された。復興への足掛かり目次へ
４高度経済成長期（1955―1970年）（新幹線の車内で）孫悦：私とてもうれしいです。村上：ええ、どうしてですか？孫悦：中国にいた時から新幹線に乗りたかったんですよ。中国でもとても有名ですからね。村上：本当にうれしそうですね。写真撮りますか？
高度経済成長期目次へ
高度経済成長期４孫悦：はい。お願いします。後でSNSにアップします。みんな羨(うらや)ましがるかな？村上：この新幹線は、高度経済成長の象徴みたいなものだと小学校の時に勉強しましたよ。孫悦：高度経済成長とは何ですか？村上：戦争が終わり、貧しかった日本が、世界の先進国と肩(かた)を並べるレベルになった、経済長のことですよ。目次へ
４高度経済成長
高度経済成長を可能にしたのは、日本独特の制度と慣行(かんこう)があったためとも言われています。第一に、メインバンクを中心とした金融(きんゆう)システムと株式の持ち合い制度。第二に、年功(ねんこう)?勤続年数賃金(きんぞくねんすうちんぎん)、終身雇用(しゅうしんこよう)の雇用体系(こようたいけい)。第三に、公的規制(こうてききせい)が挙げられますが、その他にも日本国民の貯蓄(ちょちく)の意識が高かった。高度経済成長期目次へ
高度経済成長期４年号好景気出来事特徴1955-1957神武景気?耐久消費財ブーム（三種の神器＝冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビ)?スーパーマーケット?ダイエー?開店(1957)?「もはや戦後ではない」(1956年経